君たちはどう生きるか
「君たちはどう生きるか」この小説がまた最近話題になっている。
1982年に発売されたこの小説は、今なお手にとって新しい発見があると感じる。
ふと立ち止まった時、何かを思うことがあった時にこそ、全力で走っている時には見えなかったものが鮮明に見える時がある。
私は子どもが生まれ、自分の人生の岐路に立った時、初めて自分がどのように生きたいか、ということを改めて考えるようになった。
それは、自分の人生が自分のものだけではないのかもしれないということを生まれて初めて感じたからだ。
いつか何か壁にぶち当たった時、この本がきっと彼の支えになってくれるのではという期待を込め、この本を本棚の一番手に取りやすい場所に置いておこうと思う。